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木蓮の葉を描くⅠ

羊です。よく「ペン画、どうやって描いてるの。」と聞かれる。聞かれてもなかなかうまく説明できない。今回、庭に落ちていた大きな木蓮の葉を描きながら、描く手順など紹介する。たくさん落ちていた木蓮の葉の中から丸っこくて形のよいものを選ぶ。既に枯れて堅くなりパリパリした感じ。葉脈がはっきり見える裏面を描くことにする。まず使う道具は、鉛筆、消しゴム、比例ディバイダー、紙はアイボリーケント。葉を机上に置き、鉛筆で形を描いていく。比例ディバイダーを使い、葉の各所に当てて画面に印を付け、形のあたりを付ける。今回は実物大に描くので、倍率は1倍。昆虫などを描くときには、実物を1.2倍、2倍等、拡大して描くことが多いので、比例ディバイダーを使うと便利である。あたりを付けたら、それを基に、実物をよく見て、鉛筆で形を描く。今回は、写真に撮りたかったので、少し濃いめに描いたが、ペン入れの時、あまりこの線が濃いとじゃまになるので、ペンを入れたときの明暗など意識しながら、できる限り薄く描く。木蓮の葉は、葉脈がおもしろかったので、少し細かく描いた。次は、ペン入れである。(木蓮の葉を描くⅡに続く)