· 

エゴノキ

羊です。庭のエゴノキに花が咲いた。春、若葉が芽生えた後、毎年、この時期に白い花がたくさん咲く。どんな経緯でこの木を植えたのか思い出せない。以前は幹が一本太くかなり高く伸びていたが、虫にやられていたのか、台風の時に強い風が吹き、根元から折れ、倒れてしまった。今は、その根元から何本か蘖が生え育ち、株立ちのような仕立てになっている。ほっそりとした幹が数本かたまっている様子は、以前と比べ華奢な雰囲気に様変わりしてしまったが、この軽やかさもなかなかよい。花の後、夏から秋にかけて実が実る。冬にはその実をヤマガラが啄む。一年中、楽しませてくれる。そんなエゴノキの花を描いてみた。